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雷電とゼロ戦は兄弟なのね

今週もお疲れ様です!

今日もほろ酔い気分でグダグダと。
今日の相棒はコレ
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グレンモーレンジ

最近ボウモアだのラフロイグだとかアイラ系の個性的なの飲んでたから飲みやすいね。

うまいのかって?味なんかわかんないよ~!
かっこつけてるだけだもん!

コレ一杯でベロベロな激弱だし!



そして今日の肴はこいつだ。
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今週の新作、雷電二一型(ウイングクラブコレクション1/144)

手元に雷電があればご一緒に愛でましょう。
無ければVFA144>雷電を見ながらどうぞ。


最近なんだか気になってるんですよ。雷電。

作ろう作ろうと思ってるけど、なかなか手を付けられない。
キットも買ってあるんだけどね。
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ノリでつい1/72買っちゃってるけど、本当は1/48、あるいは1/32でもいい。
たぶんいく時は本気でいっちゃいそうだから、1/72で毒気を抜いてしまおうという逃げでもある。

それにしても雷電。個性的なやつだよね。
華奢でスマートな機体が多い日本機の中でとても個性がある。

胴体がこんなに太いなんて、どうしちゃったんだろ?って感じです。

まぁ大きいエンジンを積まなきゃいけないからとか理由はあるわけだけど、普通考えたら胴体絞りたくなるよね。
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思いっきり絞っちゃってアタマデッカチになっちゃった人。

これはこれで可愛い。


う~ん、胴体後部のラインが中島だなぁ



太くなっちゃったのは、こういう紡錘形が速度を出すのにいい形だというのが当時の説としてあったからなんだって。
スピード重視で太くするというのも逆説的な感じもするけどね。

今となってはこの説は正しくないということがわかってるそうだが、当時は手探りで開発してただろうからね
それにしても大胆だ。

コレを設計したのが”あの”そう、ゼロ戦を開発した堀越二郎。

あのスマートで美しいゼロ戦を作った人の設計とは思えないスタイル。
でも要求に合わせて作らないといけないわけだから、好きな形に出来るってわけでもないんだね。

でもそんなこと考えながら改めて雷電を眺めてみると・・・

似てるよね。ゼロ戦に。
そう、意外とゼロ戦に似てるんだよね!

もちろん胴体太ってるけど、ゼロ戦の美しい後部胴体のラインなんかそっくり
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羽の形もほとんど一緒。
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ある意味エンジンを換装したゼロ戦だといえなくも無い形してるんだな。

ためしにゼロ戦を太らせてみたら・・・
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真ん中膨らませて前部を後ろへ引っ張る。
カウリング先端を少し削って、後部胴体をファストバックにすると・・・


どう?雷電になった?


フォトショでザックリいじっただけだから、じっくり見ちゃ駄目よ!
でもなんとなくわかるでしょ?

やっぱりこれが堀越さんの持っていたセンス、ラインなんだね。

いや、すでにゼロ戦が完成されていたというべきかな。

開発に当たっての時間的余裕も無かっただろうし、ゼロ戦で成功した部分はそのまま流用して期間短縮したというところなんだろうか。
ゼロ戦と雷電は間違いなく兄弟ですよ。堀越零・雷電兄弟。弟は太っちゃったのね。

う~ん、飛行機って面白いな~。
やはり近いうちに雷電はじっくり作ってやらにゃいかんようだね。

あ~・・・語りすぎました。
まだ語り足りないけど、酔いが回ってきたので今日はこの辺で。
関連記事
キー44が頭でっかちに見える理由
突然飛び込み場外乱闘W

キー44事、鐘馗は頭でっかちなのでは無く当時日本で入手出来た最大馬力のエンジン「火星」が爆撃機用で大直径だったため後ろの胴体を絞り込んだためです。

同じ「火星」を使用した海軍の雷電はエンジンを機体中央付近に置きカウリングは絞って延長軸でプロペラを回す手法を取りました。

同じエンジンなのにこの二機はあまり比べられる事はありませんが、私が得た情報では紡錘形をした
雷電の方がプロペラが無ければ抵抗が少なくW、プロペラ後流を機体に沿わせて排出する鐘馗の方が抵抗が少なかったと聞いております。

これは日本機だけでなくドイツ機Fw190も鐘馗と同じ考え方で設計されています。

重い延長軸による重量増大、その回転不良による不調を考えれば堀越さんほどの設計者でも紡錘形が一番抵抗が少ない!と言う思い込みから脱する事が出来なかったのは残念です。
[ 2018/12/26 11:18 ] [ 編集 ]
プラモの古狸さん

大型のエンジンをいかに積むかでそれぞれ発想が違くて面白いですね。

らしくないとはいえ、やはり雷電も堀越さんのデザインだな~と改めて思います。
時代の先を行く堀越さんだからこそ、新しい理論に基づいたのかもしれません。

でも、長大すぎる航続距離の零戦や前方視界不良の雷電とか、理想を求めすぎてパイロット目線というのはあまりなかったんだなぁと思いました。
(もちろん軍からの要求を満たすためではあったのでしょうが)
[ 2018/12/27 08:33 ] [ 編集 ]
 前が見えないと飛べないお前はシロウトだ!
 揚げ足を取る様で申し訳ないのですが、何をもって「長大過ぎる航続距離の零戦」と判断するのですか?

私は戦争後半になって零戦神話が崩れても航続距離の長大さだけは意味あるものとして零戦の一番の美徳と考えますが、いかがでしょう?

タイトルは刺激的ですがこれは欧米(連合国、枢軸国)のパイロットの常識でした。

もっともドイツは一工夫していましたが。

Fw190も地上姿勢ではいかにも前方視界が悪そうに見えますが、一度飛びったってしまえば
機首をダウンスラストにして飛ぶので前方視界は全く問題ありませんでした。

離着陸時の前下方視界はどの国も前方にエンジンを積んでいる以上ある程度犠牲にするのは止むを得ませんがFw190はその点も考慮してありパイロットには好評でした。

これが出来ておらず中々配備されなかったのはF-4Uコルセアですがそれでも最終的にはキチンと採用され朝鮮戦争も闘っています。

日本だったら試作機の段階で視界不良で撥ねられていた事でしょう。

ですから雷電の前方視界不良も我々モデラーが勝手にそう決めつけているだけで実際は許容範囲に収まっていたのではないかと考えます。

パイロット目線が無かったと言うは誤解です。

日本には試作機の審査が大雑把に言って二回行われます。

一回目はモックアップ審査、これは実物大の木製の機体を作り、パイロットを操縦席に座らせて操作性はどうか、コクピットから見える視界は充分か、等、修正点を洗い出すのです。

二回目は試作機を実際に飛ばして出来具合を審査するので性能はギリギリまで試すので十二試艦戦の空中分解等、事故も多数起きています。

ですからパイロット目線が無かったと言うことは無く、反対に旧来の設計を支持するパイロットによって足を引っ張られていたと言うのが現実です。
[ 2018/12/27 10:15 ] [ 編集 ]
プラモの古狸さん

初めにお断りしておきますが、決して堀越さんの能力を批判したりしてるわけではありません。
そもそもそんなに知りません。「風立ちぬ」も見ていません。
プラモ眺めたり本を読みながらそんな風に思ったということで深い考えではありませんのでご容赦ください。

確かに航続距離が長いというのは飛行機の性能としては素晴らしいことです。良くもしゼロ戦がドイツにあったらバトルオブブリテンの結果も変わっていたかもとか言われますからね。
そして南方戦線においてはその長大な航続距離のため往復2000kmという距離を連日飛行して戦闘を行い消耗したという話で、「この飛行機を作った人は乗る人間のことは考えてないんじゃないか」みたいなパイロットの話があったのを思い出して、高性能にも功罪があるということを言ったつもりです。(ご存知の話だと思ったのですが・・・)

もちろん設計者は要求を満たしただけなんで罪はないんですけど。

雷電の視界も33型では不細工に前方をそぎ落として視界確保してるくらいですから相当悪かったのではないかと推測したまでです。
私は乗ったことが無いので許容範囲だったと言われるのでしたら、そうなのかと思うしかありませんが。

試作機の審査があるのは知っています。

ただ何というか、もしパイロットとしての視点があったらちょっとしたところで気の利いたことができることがあったのではと思っただけです。
当然設計者は要求に合った最高の性能を出す形を目指すわけでそんなことまでは考慮してられないんだとは思いますが、飛行機プラモを作ってても実機を知ってると特に指示がなくても「ここはこうなってた方がいいよな」みたいな、”わかってる”改修みたいなことができるじゃないですか。

まぁそういうちょっとしたアイデアを盛り込む余裕もないほど厳しい要求だったということなのでしょうけど。
[ 2018/12/28 08:16 ] [ 編集 ]
優先順位は軍>パイロット>会社>設計陣>個人でした。
 審査があった事は御存じだった様で安心しました。
しかし実際に審査するのがパイロット自身だと言う事は想像も出来なかったのですか?

一般に日本では陸海軍を問わずこの審査で要求がグズグズになるのが一般的でした。

キー44はパイロットに97戦並の旋回力が無いと一度は跳ねられましたが、Bf-109との比較審査で全ての性能でこれを上回り、採用されました。

出張して来ていたドイツ人技師に「日本陸軍がキー44を使い熟せれば無敵だ。」とまで言わせています。

また十二艦戦の審査ではパイロットがより良い視界を求め開放風防を主張したのに対し設計陣はイタリア機の様な半開放式風防を示して一旦は合意しましたが、軍は速度性能に拘り設計陣はファーストバック型の密閉式風防を示した所、案の定、パイロットの大反発を喰らいました。
しかしこれは堀越らの作戦で次に密閉式ではあるが水滴型の視界の良い風防を提案、あまりの視界の良さに海軍パイロット達は口々に絶賛、最終的に我々の良く知る零戦のシルエットが完成しました。

また十二艦戦の設計の段階では発動機は実機の「栄」では無く「瑞星」だった事を御存じですか?

堀越が比較したのは「栄」では無く「金星」でしたが瑞星よりも高馬力で性能も高くなる事が見込めました。
しかし最終的な機体の大きさが96艦戦の2倍強になりこれではとてもパイロットに受け入れられないと堀越は判断し、出力は劣るが機体を小さく纏められる「瑞星」で設計を進めました。

それでも出来上がった試作機を見たパイロット達は「馬鹿カラス」と揶揄しました。

ですからパイロット目線は何時も第一にあり時には軍の要求すら撤回させる力があったのです。

良い例が先に問題にした零戦の航続距離問題です。

初期の零戦の型は以下の如くです。

11型(増加試作型)➡21型(新型 艦戦)➡32型(軍の要求による速度向上型)


➡22型(パイロットの要求による航続距離回復型)

南方戦線で21型は猛威を振るい連合国パイロットから恐れられましたが、F4F(F6Fでは無く)等、高性能機が出現すると少し威力に陰りが見えてきました。

そこで軍は21型の発動機の換装と速度向上を三菱に命じました。

その結果生まれたのが32型です。

しかしこの型はパイロット達からは不評でした。

「ラバウルから敵地までの単純な往復なら問題は無いが空戦を行うには航続時間が短すぎる!」と言うのです。

そのため発動機は32型、翼は21型と言うキメラ戦闘機、22型が生まれたのです。

この様に立派にパイロットの声は設計に反映されていたのです。
[ 2018/12/28 11:40 ] [ 編集 ]
甲戦と乙戦
 日本海軍では対戦闘機戦を戦い制空権を握る目的で作られた戦闘機を「甲種戦闘機」(甲戦)と呼び、零戦以降は「風」に因んだ名前を付けました。(強風、烈風)

対する「乙種戦闘機」(乙戦)は攻撃して来る爆撃機の迎撃用の戦闘機で局地戦闘機とも呼ばれました。
最初は零戦でまかなっていたのですが次第に零戦では歯が立たなくなり雷電が開発されました。

最初は敵の爆撃隊に直掩機が居なかったので雷電を含む局地戦闘機は速度、上昇力、重武装を求められました。

そうあれほど拘った運動性や視界を捨てたのです。

この乙戦には「雷、電」に因んだ名前が付けられました。(雷電、紫電、紫電改、震電 等)

しかし戦争も後半に入ると敵艦載機や直掩の戦闘機が押し寄せる様になり、乙戦も対戦闘機戦を戦わなければならなくなりました。

その結果の修正が雷電33型の無様?な視界確保修正なのです。

紫電や紫電改は自動空戦フラップを付けて性能を向上しましたが、現実はトラブル続きであった様です。

もっともこうした表に出ない部分には我々は目を瞑ってもそれがモデルに反映される事はありませんが。
[ 2018/12/28 17:29 ] [ 編集 ]
プラモの古狸さん

? 審査があるのは知ってるというのはパイロットの意見を聞いたり、その言い分がめちゃくちゃだったということも含めて知っているということですが?

私の言いたいことがうまく伝わってないようで・・・、ちょっと言い方が悪かったですね。失礼しました。

作っていく過程でパイロットの意見が入ってるかとかいうことではなくて、たとえばプラモにしても作ったことがある人が設計すると合わせ目の位置を目立たないところにずらしたりとか、作り手目線で小技をきかせてたりして、「わかってるね~」と思うじゃないですか。
そういうのがあったらちょっと違った形になったのかなぁと単に思っただけです。

もちろんそんなことを全く考慮せずに設計してたなんても思ってません。厳しい要求を満たし、且ついろんなことのバランスをとるのがいかに大変な作業だったかは想像を絶するものでしょう。
そしてそれを最高の水準で形にできたからこそあのような傑作機を生み出せたんだと思います。
そういうことはわかった上で”もし”を想像してみただけです。


解説頂いた内容はいずれも予備知識として知っていることでしたが、改めて勉強になりました。
ありがとうございました。
[ 2018/12/29 09:03 ] [ 編集 ]
どうも失礼しました。
 どうも論点がお互いずれていたようですね。
文脈の些細な違いに拘りムキになっていた私の方が罪は重いですが・・・。
(零戦の長大過ぎる航続距離 等)

審査の件はあなたのおっしゃる通りの理解です。

メッサーシュミトBfー109は競走馬として設計されていたのに対しFw-190は軍馬として設計されていた、と言う様なことですね。

そのBf-109が脚が弱く問題となったのに同じ引き込み方向のスピットファイアはそれ程大きな問題にはならなかったのも一例ですね。

Bf-109は主脚の取り付け部を胴体のメインフレームにするのに拘りました。
強度と軽量化を両立させる為です。

スピットファイアは取り付け部をメインフレームにする事を諦め脚の取り付け部を若干広めにとって
問題の発生を押さえました。

こうした工夫をあなたは論じたかったのですね。

あなたの知識を侮ったようで本当に失礼しました。
[ 2018/12/29 09:52 ] [ 編集 ]
プラモの古狸さん

私も言いたいことをうまく伝えられず余計な誤解をさせてしまって失礼しました。
文章って難しいですね・・・今後も誤解のないよう気を付けて記事を書いていくようにします。

いろいろためになるお話ありがとうございました!
[ 2018/12/30 19:00 ] [ 編集 ]
来年もよろしく!
 年末にセマーの1/72スピットファイアMk.6を入手しました。

Mk.6はスピットファイア初の高々度戦闘型!カタログだけでつい購入してしまったのです。

このキットデッサンは良いのですが表面処理がかつてのLSのキットの様な極太の凸筋彫り・・・。

始めてキットの筋彫りを凸から凹に変更する作業をやらなければならないのか・・・と悩んでいます。

出来たら私も意地を通したいのです。(笑い)

とにかく今年はお世話になりました。 来年もよろしく!
[ 2018/12/30 19:36 ] [ 編集 ]
プラモの古狸さん

スピットはイイですよね~。いつも各型を揃えたいとおもっちゃいますが、Mk.6までたどり着けなかったなぁ~・・・。(すでに1/72で挫折してます・・・)
キットはなかなか手ごわそうですね。でも手間のかかるキットを磨き上げるのが模型の楽しみですからね!楽しく苦しんでください!

今年もどうぞよろしくお願いします!
[ 2019/01/04 18:26 ] [ 編集 ]
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