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97式司令部偵察機(キ15)”青木部隊所属機”(ウイングクラブコレクション1/144)

97式司令部偵察機 1/144

97式司令部偵察機(キ15)”青木部隊所属機”
使用キット:ウイングクラブコレクション(WCC)1/144

大戦初期の地味な傑作機の一つ、97式司令部偵察機の1/144です。
まだ1/144食玩が盛り上がり始める時期で、機種選択も豊富だったにもかかわらず、いきなりの97司令部偵察機の登場に驚いたものです。

そもそもが神風号を作る為にラインナップに加えられたものだそうで(そちらでも充分マニアックですね)、不人気なのを承知してたのか、神風号でも製品数は他機より少なく、さらに97司令部偵察機バージョンとなるとそれより少ないということで、キットとしてすでにレアなアイテムです。

今回は製作依頼をお受けして貴重なキットをリペイントしてしまいました。
いじらないほうが価値があった!と後悔されないよう作ってみましたが、いかがでしょうか?

キ15 ウイングクラブコレクション1/14497式司令部偵察機(キ15)”青木部隊所属機”
あまり塗装バリエーションがない97司偵。明灰単色か迷彩かの2択になるなか、見栄えのいい迷彩塗装。

ハセガワ1/72の97司偵の箱絵にもなっている機体です。


キ15 97司偵 青木部隊敵の戦闘機の追撃を振り切るために高速性を求められる偵察機だけに、空気抵抗の少ないスマートなスタイルの97司偵。そのラインのまとめ方は同時代のほかの機体にも通ずる日本的な美しさがあります。

当時まだ先端技術だった枕頭鋲や、スライドキャノピーで出来る段差の空気抵抗すら嫌って観音開きにするなど
、小出力のエンジンで最大の効果をあげるべく、設計者たちが試行錯誤した努力の結晶ですね。
美しいわけです。


KI15_1402b.jpg迷彩カラーは依頼者さんと相談してイメージに近い色に調色したものです。
感じとしては96陸攻なんかと同じ感じでしょうか。

この97司偵は部隊マークもなく、とてもシンプルな塗装。
日の丸を含めすべて塗装で再現しました。


97式司令部偵察機 1/144ウイングクラブコレクション(WCC)の97式司令部偵察機はとても出来の良いキットなので、丁寧に整形するだけですばらしい97司偵が出来ます。

ですので特徴的なピトー管を金属線に改修したほかは形状に関しての修正は特に無し。


97司偵 1/144ウイングクラブ偵察機らしい大きな風防が特徴なだけに、その合わせ目処理は丁寧に行いました。
(キットは結構合わせが悪いです)

他にも側面の窓や各部のライトなど、クリア部分が多いので、その辺をクリア化することで精密感をUPです。


KI15_1402e.jpg下面の窓やその後ろのライトを丁寧に工作。あまり目にしない部分だけど、偵察機らしいこの機体のポイントなので、手を抜くことなく工作。



ki15 wingclub1/14497式重爆撃機もそうでしたが、この時期の機体は空力的な合理性より、設計者のセンスが多分に含まれたデザインで味わいがあっていいですね。



神風号のエピソードや敵機を振り切ったと言う逸話など、当時としてはとても高性能だった本機。
「洗練」とはいえないまでも、綺麗なラインはいかにも高速が出そうですね。

それまでの複葉機から単葉への過渡期で、各国で手探りで開発していたであろうこの時期の機体は、それぞれの国民性が反映されたデザインで、面白いものがいろいろあります。
もちろん玉石混交だし、「この国は飛行機のデザインに関しては・・・」なんてのもわかってきたりして面白い時期ですが、そんな中でも日本機は繊細で美しいと思います。

後にそれが防御面などで弱点となってしまうということにつながる面もありますが、本来日本人が持つ美的センスが出ているこれらの機体はとても魅力的だと思います。
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