スケールアヴィエーションのSAコンに参加して、賞をいただいちゃいました!
イラン空軍のサエゲ&アザラフシュの最新鋭機コンビ!
こんなかっこいい戦闘機、皆好きだろうからかぶったら嫌だな~と思いつつ参加しましたが、幸い私一人だけだったそうで・・・。
岡部いさくさんには喜んでもらえたそうです。好きそうだよね~。ありがとういさくさん!
今回は考証がすべて!少ない資料からいかに細部を読むかがポイントでした。
忘れないうちにその辺を記録しておきます。
後に続くマニアの一助になれば。
まずはサエゲ(Saeqeh)から!

IRIAF(Islamic republic of iran air force) "Saeqeh"
(italeri 1/72 F-5E改造)


F-5の最終進化形?イラン空軍のサエゲ”初号機”です。
サエゲは"Saeqeh"とも"saeghe"とも書かれますが、ペルシャ語で雷とか稲妻って意味だそうです。
見ての通り強引に双尾翼にした機体だけど、F/A-18の性能を凌駕すると豪語している機体。
何機が製作されてるけど、その中で一番まとまりがない、初号機と思われる機体にしています。
他のは尾翼周りがもっとすっきりしてて、工作の手間は少ないんだけど、角形になったインテイクとか相違点が多くて面白いかなと。
でも調べていくと思った以上に違いがあって、いまだに正しいか不安です。
とにかく資料がない!
そんな中で何とか解釈で来た改修点を忘れないうちに書き出しておきます。

この機体はレドーム下が膨らんでいる。レドームの塗り分け位置も通常のF-5Eより後ろ。
理由は知らんがピトー管も下に移されてて、そこがまたカッコいい・・・。
その後の機体はF-5Eと同じ形状です。

インテイクが角形に。これもこの初号機だけ。
本当は中にF-5E同様のメッシュが入ってるんだけど、再現できず。
シートもアザラフシュ同様のタイプに変更。
背中のアンテナも変な形の上に一段ついてる?感じ。

一番の見せ場である尾翼は、とにかく処理が雑で・・・無理やり付けた後とりあえず覆っておいたって感じですごい複雑なラインでした。
以降の機体は根元の処理も手馴れててちょっと膨らんでるくらい。
この初号機は初期はグレーに国旗色のラインが入った塗装で、その時はこの尾翼周りが黒く塗られてました。
おかげで形状がつかめず、どういうラインなんだ?と頭を悩ませました。
尾翼前からモリっと膨らんでいってるのかなぁと思いましたが、どうやらなだらかに盛り上がってるような。たぶん。
いまだによくわかりませんが、各部の膨らみ具合をつじつまあわせていって、とりあえずそれらしくつながりました。

武装は最新鋭機と言いながらロケット弾という前時代的な装備をしてて面白かったので再現。
電子機器はF-5のままなんだろうね。
ロケット弾も何気に作り直してます。
あと翼端も曲線に整形されてるのはこの機体だけ。
(上の上面写真参照)
上記のように初期はグレーに3色ラインでそっちのほうがよかったんだけど、書かれてる文字が判別できず・・・
ペルシャ語なんてヨメマセ~ン!
やむなくデモンストレーターなカラーリングに。
色は何度か塗りなおした末、ブルーエンジェルスと同じブルーとイエローに落ち着きました。
それにしてもダサかっこいいなぁ!
まるで架空の機体のようだけど、ちゃんと飛んでる(性能はともかくね)実機だからね!やるじゃないかイラン!
これを見たときはいつかやってやろうと思っていたけど、結構大掛かりになりそうだから手を出せなかったんですよね。
そこに1/72現用機をテーマとしたコンペが開催となり、これを機会にやってやろうと作ってみました。
たぶんまともにサエゲを作りこんだのは初?とにかくわからない飛行機だからね!
今後のたたき台になる1機を作れて思い残すことはありません!
間違いのご指摘は喜んでお受けしますので、ぜひ正解を教えてください。
後に続く変態マニアのために!
続いて
アザラフシュも解説します。
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