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F-14Dトムキャット(1/144):エンジン部

さぁ、F-14の解説もようやく終了です!
最後の見せ場、エンジン周りの解説を。

まずはねぇ、ここ、最後までやるかどうかすご〜く悩んだんですよね。
たしかに重要な見せ場ではあるけど、見せづらいし、作るにしてもよくわからない!

でもね、他のところをとことんやってきて、ここをやってないとなんか”やり切った感”が無いような気がしたんです。
もう締め切り3週間前。いい加減胴体組み立てて塗装しないと間に合わない最終的なタイミングで、だいぶ悩みました。

始めたら間に合わなくなるかもしれない・・・他にも作らないといけないところは沢山残ってるのに・・・

考えぬいた末、心残りを残さないよう、やってやることにしました。
まぁやり切った感はあるけど、やっぱりあんまりよく見えないんだなぁ・・・。

f14_160805a.jpgまず前段階として、インテイク内にファンを付けてます。

たしかスパホのパーツだったかな?

このときはエンジン開ける気もなかったので特に考えずにただ貼っただけでしたが。


f14_160805b.jpgエンジン本体はあとから組み込めるようにして、とりあえず機体側をカット。
他と同じようにふちを薄くして・・・と思ったところで問題が。

ここでさっきのファンが邪魔して深く掘り込めないのね!

仕方ないので大外のふちだけを深くほり込んで、あとは色でごまかすことに。



f14_160805c.jpg反対側は特に問題ないので、エンジン本体はあとから差し込めるように。

見えないけど一応底の部分をプラ板で覆って下準備。


f14_160805d.jpgエンジン本体のベースはプラパイプ。

実際はもっと細かいメッシュ状になってるので、どう再現しようか悩んだんだけど、思いつかず・・・。

”わかんないくらいパイピングしちゃえばいいや!”って開き直って大まかなメッシュを工作。


f14_160805e.jpg写真を参考に主要なパーツをまず取り付け。

あとは隙間を埋めるようにそれらしくコードを這わしていきました。
大体3層くらいの構造に重ねています。



f14_160805f.jpg様子見ながら密度を出していく。

見ての通り使っているコード類はほとんど同じです。
いや、それしか手持ちがなかっただけだけど。


f14_160805g.jpgそして焼き鉄色をベースにして色を加えていく。

実際もコードはカラフルなものも使われてて、結構見栄えがするんですよね。

カバーをぶら下げるつもりだったんで、どうせ見えるのは円の四分の一くらいだろうと思っていたんですが、半円くらいは見えちゃうのね。


f14_160805h.jpg取り付けるとこんな感じに。

コードを這わせるたびに機体にはめてみて様子を見ながら進めていくんだけど、いつの間にか膨らんじゃって、これじゃあカバーができないじゃんってなることも。

せっかくつけたコードを剥がしたり、剥がしたついでに他のとこも取れちゃったり・・・。ここだけでも2時間ドラマができるくらいいろいろありました・・・(遠い目・・・)


最終的に解決しなかった問題があって、カバーをどうやって留めてるのかなってこと。
下のはダラ〜ンとさせてるけど、上の2枚はどうなってんだろ?
一応しちゅうがついてるのはわかったんだけど、どう留めてるのかがわかんなかった。

後ろの大きい方はベルトのようなもので留めてるのも見られました。そのやり方で再現したら面白そう。帰ってきたらやってみよう。

f14_160805i.jpg何気に大変だったエアブレーキ。ここは上下一体の形状になってるので、一度カットしてから中を組み込むってことが出来ないのです!
仕方ないので替えたての刃のカッターで慎重にちょっとずつほり込んでいきました。

もうね、気の利いたやり方とか裏ワザとか一切ないんです!ひたすら慎重に、原始的にカリカリ削っていくのみ!


当然エアブレーキ本体は削りとってしまったので、プラバンで作りなおすことになります。
ただ、このエアブレーキが微妙なうねりがあって、いやぁな形なのね。

なのでちょっと厚めのプラバン(0.5ミリ)でつくって、表面をこれまたちょっとずつヤスっていく。
気の利いた方法考えるより手を動かしたほうが早いんだな。
そして、やればなんとなるもんだ!

なんなかったら?何とかなるまでやり直す!エアブレーキも2個作ったよ!

f14_160805j.jpgエンジンノズルもキットパーツはちゃんと2層重なった構造を再現してるけど、厚みが気になる。

内側の方は削り落としちゃって薄く整形。削ったぶんは極薄プラバンで再現。
内部も奥行きを出すためにストローでアフターバーナー部を追加。よく見えないし、写真もとれない・・・。

あ、エンジンもうちょっと塗るの忘れてた。


大体の部分はこれで解説できたかな?
まぁ隠さずお見せしたとおり、本当に基本的なパーツだけで作りました。

そりゃアフターパーツあるなら使いたいけど、あるわけないから作るしかないわな。

とにかく失敗と紛失の連続でした。とにかく無くなる!よく飛ぶんだな〜。そして床は無限の宇宙だ・・・まず見つからない。
と思うと意外なところから出てきたり。時空もゆがんでいるようだったよ。

瞬間がピンセットに流れてきちゃう。ピンセットと一体になっちゃうのはよくありすぎて怒る気にもならなくなるのさ!

だから細かいのは2〜3個余計に作るようにしてました。

一応これでトムキャットの解説は終了としますが、なにかご質問がアレば遠慮なくコメントでもメールでもください。
お役に立てれば何よりうれしいです。

お付き合いいただきありがとうございました!
さぁ。次はナナニイのF-14だ!

F-14D TOMCAT(TRUMPETER 1/144)


F-14Dトムキャット(1/144):胴体開口部

もう一つの胴体の開口部。
この辺はもう少し開けられるところがあるんですけど、あまり開けすぎちゃうと目線がぶれちゃいそうなんで、ココ!ってところに絞ってます。

f14_160803a.jpg開口してふちを薄く削る。
そしてプラ棒で側面を作成。

ここは胴体上下が薄いので、あまり奥行きが出せないんです。
この後底になるプラ板も挟まなきゃいけないから、奥行きはこれで精いっぱい。

胴体下面のパーツもぎりぎりまで薄くしてようやく収まる感じです。


f14_160803b.jpg外枠にプラストラップで縁をつけて、中もコードとかで作りこんでいく。

出来るだけ深さを出したいので2層構造にします。

そしてそれがわかるようにある程度隙間を作っておくのもポイント。


f14_160803c.jpgチマチマ塗っていく・・・
ひたすらチマチマ・・・。

派手すぎず地味すぎず、ところどころ差し色を入れてそれっぽく。

あくまで”それっぽく”。あまり実機通りにすると地味で見栄えしないからね。


f14_160803d.jpg底側のパーツも薄いプラ板にコードを這わせていく。

左右に位置決めのプラ棒を貼って、先に作った上側との兼ね合いを見ながら、ちゃんとはまる様に構築していきます。




f14_160803e.jpgそしてやはりチマチマ、チマチマ・・・。

悪い筆使ってるんではみ出るのはしょっちゅう。
ひたすら直す・・・。


f14_160803f.jpgそして組み合わせるとこんな感じ。

背中の開口部と違って適度な隙間から奥行きが出ていて、我ながら満足な出来です。

場所が場所だけにあまり目につきにくいけど、ここがいい感じにできたことでその後の作業がノッテきた、今作のキーポイントだったりします。


f14_160803g.jpg尾翼側面の開口はさらに目立たないけど、背中→主翼→後部開口部ときた視線の流れがそのまま移るよう左側を開口。

ここは中のエンジンとの兼ね合い調整が重要。
奥行き・隙間のある中身なので、空間を確保しつつエンジンに当たらないよう詰めるというのが面倒でした。

こんなでも15個くらいゴミを固めてるからぁね!



豊富な資料のおかげでトムキャットの中身もほとんどわかります。
それこそ丸裸にできるレベルなので、どこを開けるかが悩みどころ。

よく絵画とかで”視線の動く方向を意識して描いてる”とか聞くので、マネして流れを作ってみました。
(あれ本当なんですかね?私は美術センスないんでわかんないんですけど、そこまで意識して描いてるもんなんだねぇ)

他にもインテイク上面とかも開けようと思ったんだけど、あの辺は密度が十分出てたのでやめました。

F-14Dトムキャット(1/144):主翼開口部

さぁ続けていきますよ~!

今回は胴体の開口部でも一番の見せ場である主翼の開口部です。
可変翼のF-14の最大の特徴の部分でもあります。

機首周辺のパネルオープンをやってるのは結構多いですが、ここまで開けるのはあまり見ませんね。
そう、結構わかりにくくて面倒くさい作りなんです。

f14_160727l.jpgその前に背中の開口部を。

ベースとしてはこんな風に3つの区画をプラ板で作ります。

外枠周辺にプラストラップで枠を付けてあるのも注目!


f14_160728a.jpg真ん中には大きく3本の棒がある。
そして左右にはよじったコードを這わせる。

本当はもう少し隙間があるんだけど、詰まってる感じを出したほうがそれっぽいかと。

・・・というのはあと付けの理由で、最細のプラ棒詰めてもギチギチになっちゃっただけ。


そしてちょっと動きを出したかったので、外したカバーをわきに添えてます。
これもわざとずらして不安定な位置に接着してる。

f14_160728b.jpg上面の見せ場、主翼開口部。

まずはプラ板で下地を作って。


f14_160728c.jpg中に仕込むのはこんなごみの塊。

実際細かいところまでわかんなかったので、コードをグリグリ丸めたものをなんとなく水平垂直に形を直して貼っただけ。
本当にゴミを固めたものだった。


f14_160728d.jpg他の部分にもプラ板とかプラ棒で構造物を作って、上記パーツを組み込む。

いろいろ組み合わせてくと当たっちゃって入らなかったり、隙間が出来たりするのでその辺はアドリブで足し引きしていきます。

作業が進むたびに形がちょっとずつ変わっていく。


f14_160728e.jpgそして色を塗ったのがこの状態。

これもいくつかポイントになる色はあるけど、細かいところは全体的な雰囲気で色を加えていきました。
まぁなんとな~くは実機の雰囲気は出ているはず。


f14_160728f.jpg上パーツの側面にもコードとかを這わせて、組んでみたのがこんな感じ。

機体組み立て前はこの状態でした。


f14_160728g.jpgそして塗装後に仕上げ作業として主翼を接着後、目立つバーやコードのパーツを追加。

ここの外したカバーもちゃんと整形して作ったんだけど、置くところがなかったので今回は添えずに。


f14_160728h.jpg主翼もフラップダウンの加工を施してます。

ここも丁寧にカットして再接着しただけなので、特に難しいことはありません。


f14_160728i.jpgこの主翼の赤はアクセントになっていいですね。

ほんとうはちょっと隙間があったりするんだけど、さすがに強度に不安が出てしまうので、ここはしっかり接着です。



f14_160728j.jpg主翼の断面部にもディテールを加えています。

なんか変な断面なのね。形がよくとらえられない。



主翼開口部の工作は少ない資料で構造を解釈するのが一番大変でした。
わからなかったら作りようがないからね。これが一番困る」。

なんとなく頭の中で構造が出来てしまえば、あとはゴミを練り上げるだけの作業なんで、ひたすら手を動かすのみ!

それにしてもトムキャットの主翼って、結構シンプルな構造なんだね。
こんなんでモゲたりしないんかね?

F-14Dトムキャット(1/144):機首周り その2

今回は反対側を。

いやぁ、何が問題って、カメラ性能がついていってないのが問題で、ピンボケが多くて使えないのよ。

f14_160727a.jpg3か所開けたうちの一つを紹介。

まずはプラ棒2本重ねたこんなの。


f14_160727c.jpgこれはちょっと特徴的なパーツ。

型によって丸いタンクだったりします。


f14_160727b.jpgあと・・・なんかこんなの。プラ棒に数本束ねたコードを付けた感じ。

作業中自分でもここまでちゃんと見えてません!



f14_160727d.jpgで、端折っちゃうけど塗装して組み込むと矢印の部分になります。

酸素ボンベとかが入ってるパネルかな。


f14_160727f.jpg塗装後はこんな感じ。カバーがないから見やすいね。

その前のパネルも同じような工作で作ってます。

タンクが緑で特徴的なので、そこを中心にいかにゴチャゴチャ感を出せるかがポイント。


f14_160727h.jpg続いてレドーム。
ここもコードを這わせたりしてそれらしく。

一応実機の写真を参考に特徴的なパーツは再現してるけど、あとはそれらしく見えるようアレンジしてます。
完璧に再現はこのスケールじゃ無理だよ~。


f14_160727e.jpg受油プローブもプラ棒をベースに製作。
カバーは切り取ったキットパーツを薄くして使ってます。

初めはA-4から持ってこようとしたんだけど、それもあんまり出来が良くなかったから使うのもったいないな~ってことで自作しました。


f14_160727i.jpg塗装して組んだのがこちら。ピンボケだね・・・。

レーダーはプラ板を丸く切り出して、アンテナ?をちゃんと立ててます。


アンテナはモデリングメッシュ(たしかファインモールドのやつだったかな?)をT字に切り出して植え込んでます。

まぁ~ぁとにかく、ちい~さいから~ね!
形は揃わないわ、作業中飛んでいくわで3倍くらいの数を作りましたよ・・・。

大変だったけど、ここはまさに顔になる部分だから絶対に手を抜くわけにはいかないでしょ。
これも提出前日の作業で切羽詰まってたけど、妥協せずにきっちりやりました。

ちゃんとピンバイスで穴をあけて植え込んでいるので、強度もバッチリです!

f14_160727j.jpgそれなりに揃ってるでしょ?

レドーム内にもコードを這わせたりしてますが、奥の方は瞬間でぽってりつけてあるので、よく見えないように暗くグラデーションをかけてあります。

でも手前はふちも一段付けたり、下側のラッチなんかもちゃんと再現してるので、ちゃんと作りこんでる感はでてるのでは。



機首といえばコクピットも大事なポイントだけど、作業中の写真が無くて・・・。

f14_160727k.jpgシートはこんな感じでシートベルトとヘッドレスト部分に追加工作。

形がしっかりしてるからディテールを加えるだけでそれらしくなるのがありがたい。


diary160711a.jpgチマチマ塗装して。

コクピットはどうしても力が入っちゃう部分だけど、キャノピー付けると見づらくてあまりアピールできないんですよね。

そんな中シートだけは見えやすいので、これだけでも。
さらに言えば頭部分だけでも頑張れば十分かもしれません。


f14_160727l.jpgコクピットは結構隙間があるので、そこにプラ棒を挟み込んだりしてパテで整形。

デカールはレベルのF-14やF/A-18Gから。
さすがにモールドでの再現は難しかったです。



気持ちが落ち着いてきたせいか、だいぶサラッと解説してみました。

ちょっと間隔を開けつつ胴体部分の工作へと行きましょう~

F-14Dトムキャット(1/144):機首周り その1

当然完成してからこの記事を書いているわけですが。

正直ちょっと一息ついて忘れたいところではあります。
・・・写真見返してて作業中を思い出してなんか憂鬱になってきました・・・。

さ、まずは機首周りの工作から。
ここは結構写真があったんでちゃんと解説できそうだな!

初めに取り掛かったのがこの機首左のパーツから。
でも実際は最後に完成させたのがここの機銃&ステップ。

いじり始めから完成まで一番時間を要したパーツでもあります。

f14_160726a.jpgまずは各部を開口。

プラが柔らかめなので助かります。
逆に削りすぎないように気を付けないとね!


f14_160726b.jpgそしたら現物合わせで壁を作る。
壁にはリブもつけてるけど、機銃とか入れたらほとんど見えない・・・。

各枠にも一段下げてねじ止めの枠を再現。
0.5ミリのプラストラップを接着後にさらに削って0.25ミリくらいに慎重に削る。

こんなでもあるとないとでは精密感が全然違うと思う。


f14_160726c.jpg他のパーツもほぼこんな作りです。

プラ棒の本体にコードや削りかすみたいなプラ棒を付けていく。

パーツ作るのにカットしたごみのほうが大きいなんてのは当たり前の世界。


f14_160726d.jpg青いのは0.3ミリより細くした伸ばしランナー。
わかるように色付きのランナーで作りました。

コードは0.14ミリと0.1ミリを2~3本束ねたものなんかを使用。
大体このどちらかのものでそれらしく太さを変えながら付けました。


f14_160726e.jpgそしたら着色。

点みたいな赤とかをちょっと入れるだけでもそれらしくなる。

それにしてもこんなひどい筆で良くやったもんだ・・・。


f14_160726f.jpgそしてできたのがここの内部!

機首の各開口部のパーツはほぼこんな調子で作ってます。


f14_160726j.jpgここは蓋もリブがゴツいので、そこもプラ棒で再現。

去年もA-7で似たようなパーツ作ったっけ・・・。


f14_160726k.jpg表側のラッチ(?)も開けた状態にしてるけど、キャノピーに干渉して見えないね・・・。

工作した本体だけじゃなくて、その周辺のパーツもちゃんと作りこむことが大事。



そして左側の主役である機銃は悩んだ挙句最後に着手。
他と共通点のないパーツなので、ちょっと慎重になっちゃいましたが、やってみたらそんなでもなかったです。

f14_160726g.jpg機銃の銃身は0.3ミリの金属線。

ちゃんと6本プラ棒に接着して作ったんですが、そんな綺麗にできるわけもなく。


f14_160726l.jpg場所によってはこんな風に歪んでます。

要は見える1点だけがちゃんと見えればいいわけで、6本も巻けば一か所くらいはちゃんと見えるところがあるわけです。

何も完璧にすることはないってことね。
見えるのはほんのちょっとだけだから。


f14_160726i.jpgで、製作中はここまでで、できたのがこちら。
何せ完成間際の作業でかなり切羽詰まってました・・・。

後ろの弾倉もプラ棒から製作。
この後それぞれに弾帯ベルトを付けたしてます。


機銃もコードやらを這わせたんだけど、黒いからほとんどわかんないんです・・。

f14_160726h.jpg機銃のカバー裏もリブがしっかり入ってるので再現してるけど、写真で撮れなかった・・・。

ステップもプラ棒の組み合わせ。
小さいので金属線をわざわざ使わなくても、強度的な問題はないと思います。

ただし、触ったら一発アウト!



とまぁ最初のとっかかりである機首部分はこんな感じで作りました。

去年のコルセアでもちょっと試してたので、この手の細々した作業は悩むことはなく、ひたすら集中して作業するのみです。